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固い野菜を日常的に切る場合は替刃のご用意を

固い野菜を日常的に切っていると切れ味が落ちやすいので、前もって予備のクシ刃と平刃をご購入されることをおすすめします

(平刃は研くことができますが、クシ刃は完全な替え刃式です。)
新品の刃物と切れ味が全くなくなった刃物とでは、抵抗が全く異なり、仕上がりも雲泥の差です。
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薄切りは包丁と同じく常に鋭い切れ味を必要とします
薄切りは厚めに切るのと異なり特に刃の切れ味が必要です。ご自身で研がれる場合は片刃気味に仕上げていただくと食いつきが良くなりますが、ベタ研ぎのままですと刃先が脆くなり欠けやすくなってしまいます。刃持ちを良くするために2段刃に仕上げていただくか、難しい場合は定期的に替刃に交換してください。尚、研ぎは砥石を使った手研ぎを推奨しますが、一時的な切れ味回復のために市販の簡易シャープナーで研がれる場合は、片刃用をご使用ください。
刃先よりも厚み調整板が上がっている状態ですと均一に切れません
構造上、切った食材の前後左右には極わずかな厚みの差が生じますが、刃先よりも厚み調整板が上がっている状態(またはゼロゼロの状態)で薄切りをしますと刃に食材が食いつかないか全く均一に切れません。(切り終わりが極端に薄くなってしまいます)
必ず厚み調整板が刃先よりも下がっている状態で切り、上から強く押さえずに、軽くゆっくりと前後させて切っていただくと上手く切ることができます。ただただ往復するのではなく、切り心地を感じながらジェントルな気持ちで作業するのが秘訣です。
保護ホルダーは食材にグッと刺して食い込ませてからの方がすっぽ抜け辛いです。
きゅうりなどの柔らかい食材の場合はあまり意識しなくても良いのですが、固い食材は最初にグッと保護ホルダー裏の剣山を突き刺すことが上手く切るコツです。突き刺されば、後は軽く下に押さえているだけで充分で、使用中常に強く押しつける必要はありません。力強く押しつけながら切ると、
その力が抵抗になり、かえって切り辛くなってしまいます。
切断面を変えながら切ると最小限の力でスムーズに切ることができます。
例えば人参を長手方向に2.5mmの千切りにする場合、中盤の、切断面の広い中心部分が最も抵抗が強くなります。ピークを超えれば徐々に切断面が小さくなりますので、そのまま切り進めても良いのですが楽をするちょっとしたコツがあります。
そのコツは切断面を変えながら切ることです。
ある程度同じ面で切ったら90°回転させてある程度切る、また90°変えて切る。これを繰り返すと徐々に四角い形になっていきます。すると全体的に切断面が狭くなりますので、そのまま切るよりも圧倒的に負担が少ないです。
きゅうりなどを長いまま長手方向に切る場合は、保護ホルダーで押さえる位置を途中で変えて切ると厚みが安定します。
位置を変えずに切ると、野菜の切り終わりの方が薄くなりがちです。切っている途中で一度止めて、押さえる位置を一回変えてあげると厚みが安定します。
そこまで均一な厚みにこだわりがない場合は、無視しても構いません。
クシ刃をリングに通し引っ掛けておくと失くし辛いです
洗って軽く振り水を飛ばした後、引っ掛けて吊るしておくと乾きやすく、無くし辛いです。ただしリングをつけたまま使用すると外れた時に食材に混入して危険です。必ずリングがついていない状態で本体に取り付けてください。簡単に開け閉めできるフック式のカードリングが便利です。(必ずステンレス製のリングをお選びください)
ブラシを使って刃物を掃除する時は一方方向から
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刃先の方から擦ると、どうしても刃先を傷めてしまいます。平刃、クシ刃どちらも背中側から擦ってください。クシ刃は本体から外すと掃除し易いです。また外すことで、平刃付近の掃除もし易くなります。
平刃止めネジを強く締めつける必要は全くありません
首下に1mm程度の隙間があるの正常です。目一杯締め切ると刃が必要以上に上に押されて、本体が変形してしまう場合があります。側面を見て平刃の動きを見ながらネジをゆっくり締めると加減がし易いです。
洗浄は中性洗剤を使用して手洗いしてください
食器洗浄乾燥機を使いたいところですが、手洗いでお願いします。70℃超える高温と、アルカリ性洗剤が本体を傷める場合があります。
手洗いをした後は数回本体を振って水を飛ばし、残った水をある程度拭き取って自然乾燥させてください。
キレルワア専用の帆布バッグ(キャンバス生地)あります
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剥き出しのスライサーを長いことキッチン置いていたら、妻に危ないと注意されました。洗って、ある程度乾かした後にこのバッグにしまっておけば安全ですし、汚れる心配もありません。( もちろん怒られる心配もなくなります)
トマトなどの柔らかい食材は勢いも大切です
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柔らかい食材の場合、恐る恐るゆっくり切ると刃が食いつかず潰れてしまうことがあります。切り易い他の野菜で力加減やスピードを会得した後だと上手くいきます。
慣れるまでは慎重に、慣れた後は大きな怪我をしないようやはり慎重に
慣れた人の方が怪我するのは良くあることです。
不安な場合は安全のために市販の防刃手袋の利用をおすすめします
白ネギのみじん切りが意外にも良く切れます
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真っ直ぐネギを立てて少しだけ早めにスライドさせます。
機械で処理するほどの量を切るのには向きませんが、艶のある綺麗なみじん切りが素早くできます。びっくりです。
厚みが最大ですと1回あたりネギがおよそ3mmずつ短くなっていきます。集中しすぎて指先を傷つけることがないように十分注意してください。
表面は艶々、千切りは角がしっかりと立つ
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実際に切ってみると実感していただけると思っています。
ボロボロに崩れたり、千切れたりはし辛く、切断面はピッカピカです。
野菜の色移りを減らす方法はある?
人参や、ごぼうなど色移りがしやすい野菜があります。一般的には、色移りしたスライサーを紫外線にあてたり、サラダ油をつけてから洗うなどの方法がありますが、どちらも日常的に行なうと、色褪せやプラスチックの劣化につながる原因になります。なので推奨はしていません。長時間続けてスライスする場合はあまり効果を期待できませんが、ご使用前に本体全体をしっかり水に濡らすと、色移りが多少和らぐ印象です。一度試して頂ければと思います。
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